さっきの続き。
そんなこんなで初日の最初っからレディオヘッドとか聞いちゃう感じだったのですが、平和記念資料館は勉強になりました。知識としてというよりは、。(語弊があるかもしれませんが)国民として勉強になった。大学生のうちに行って良かったなぁと思う。被爆者の親指と爪(遺族が形見として持っていたらしい)やボロボロに焼け焦げた当時の国民服、被曝によって抜け落ちた毛髪なんかがそのまま展示されていて、結構ショックを受ける人もいるかも。僕も話には聞いていたけど、実際に目にすると筆舌に尽くしがたいものがあった。どうして、こんなに人を苦しめてまで戦争をしたのか。少し話は逸れるが、ある調査によれば、米露英仏中にインドとパキスタンを合わせると23300発以上の核兵器保有しているとか。あほか。
アメリカが提供した当時の資料なんかも公開されていて、色々と考えさせられたりもするんだけど、資料館の出口を出てすぐのところに閲覧者が感想を書き込めるノートがあるんだ。それで、おれも感想を一言書こうと思って、前の人が書いた感想を読んでた。日本人だけじゃなくて、海外から観光に来た人と思われる英語や中国語のコメントもあって、みんな「もう二度と戦争なんてして欲しくない」とか「今、平和に生きていられることが、どれだけ幸せなのか分かった」とか「War is over!!」とか書いてあって、つい色んな人の感想を読みながら涙を流していた。これだけ多くの人が平和を望んでいるのだから、いつかきっと戦争や紛争のない時代が、世界がひとつになる時代がやってくるはずだって希望を持てた。それだけのメッセージが、この平和記念資料館にはあった。
歴史を学ぶ意義は、過去を知るだけでなく、そこから未来を創り出すことにあるはずだ。