言葉に対して敏感な人間は、生きるのに多大な苦労を要する。
自分が何か言葉にしようとしても、これを言ったら相手が不快な気分になるんじゃないか、つまらない人間だと思われてしまうんじゃないか、そんなネガティブなことを考えてしまって、発しかけた言葉が喉もとで止まる。次第に沈黙するのが癖になる。
相手が口にした何気ない言葉に対しても、無意識に頭の中で言葉の裏側を推測してしまう。そんなことしたって誰も得しないのに。下手をすれば、誰の言葉にも疑心暗鬼になって勝手に孤立していくだけだ。
だから、えっと、何が言いたいんだか分かんなくなってきた。
結論:早く寝た方がいい。