ひとりぐらし 〜家探し〜

「とにかく、環境を変えたい」

 

仕事に忙殺されていたある秋の日、疲労で朦朧とする頭の中に、ぼんやりと浮かんだ。

家に帰るとすぐに倒れ込むようにして眠ってしまっていた毎日。「また残業?」なんて、心配してくれてるんだろうけど、こちらからすれば余計なお世話な家族からの一言。満員電車に1時間近くも乗らなければいけない長い通勤時間。

 

別に仕事がいやなわけではなくて、むしろ今はがんばる時だし、大事な仕事だからこそ遅くまでやれていた。まだ、大丈夫。なんて強がっていても、自分がストレスを感じていることくらいわかっていた。大きな広告代理店では過労死した社員のことがニュースになっていた。なんだ、自分だけが仕事に忙殺されているわけじゃない。

 

でも、このままじゃ20代を仕事に蝕まれる不安もあった。

 

「とにかく、環境を変えたい」

 

会社と家。

自分が活動する時間の多くは、どちらかなんだけど、会社を辞めるつもりは今のところない。だったら、家を変えてみることが、自分には環境を変えるきっかけになるんじゃないか。

 

そんな安易な発想で、家探しアプリに住まいの条件を入力した。

 

いくつか条件を変えながら探すうちに、良さそうな物件を見つけて、仲介会社とのアポイントをセット。めっちゃ多忙な時期だったくせに、週末に家探しの予定を入れた。

 

仲介会社の扉を開ける。髪の毛の明るい20代〜30代の男女が大きな声で出迎えてくれた。

「確認してみましたが、もう他で決まっちゃってるみたいですね」

予期していたが、おとり物件。インターネットの時代、決まった物件情報は、即日に掲載削除の対応くらいして欲しいものである。

 

再び条件を伝えて、条件に当てはまる物件をレインズで片っ端から印刷してもらう。おびただしい量の紙が印刷された。うちの会社でそんなに印刷したら、管理部の人から痛い視線を感じるだろう。出てきた物件情報の中で、さらに精査してピックアップされた物件に、再度、仲介会社から連絡を入れてもらう。

 

「OKです」

 

「すみません、残念でした」

 

結局のところ、手元に残ったのは、2件のみ。

そのまま、内見することにした。

 

最寄駅まで移動して、ポストの前から仲介会社に電話をする。

「ダイヤルを今から言う番号の順に回してください。中に鍵が入っています」

内見に出せる人手がないからということで、営業マンの同行なしで内見をすることに。条件の良い物件はすぐに決まってしまうから、客は一人でも内見して、すぐに判断したい。ずいぶんと楽な商売だ。

 

ポストをあけると、管理会社の名前らしきものが刻印された茶封筒に、鍵が入っていた。取り出した鍵で、オートロックをあける。全く縁もゆかりもない土地の住居に足を踏み入れるのは、少しの緊張感と、ここが住まいになるかもしれない期待感で、ドキドキした。

 

1件目。

駅から近い。3分程だろうか。鉄道へのアクセス利便性は、かつてバスで駅まで通っていた自分にとっては、必要不可欠な条件。

部屋の中に入ると、清潔感のある白い壁と日当りの良い室内。

間取り、なんていうほど特殊なタイプではなくて、よくある1Kタイプの部屋だったが、第一印象は、大変良好。

 

2件目。

駅から歩く。歩きながら聴いていた曲が変わったあたりで、到着。

わりと、朝の通勤前を想定して早歩きで移動していたが、7分程だっただろうか。

この時点で、毎日のこととなると、ややテンションが下がった。

部屋の中に入る、その前に、エレベーターへのアプローチ部分に大きなゴミ袋が置いてあった。

「布団を捨てる時は、所定の粗大ゴミとして捨ててください。お心当たりのある方は〜」

どうやら、住人が廃棄のルールを守っていないらしい。集合住宅は、ゴミ置き場に住んでいる人の良識が反映されると思うが、堂々とエレベーター前に置いてしまう管理会社もいかがなものか。

部屋の中には、大きなクローゼットがあり、収納には便利そうだった。

しかしながら、間取り図を確認していた通り、角の部屋で斜めのレイアウト。暮らすには、家具の配置に困りそうだ。日当りも先ほどの部屋よりは、良くない。

 

結論は明白に分かれた。同じような条件の物件で、良い印象の部屋と、そうでもない印象の部屋を見た自分は、より一層そのコントラストで、1件目の部屋がよく思えてくる。これが、そのために仕組まれた内見だったのではないかと勘ぐってしまうほどだ。

「1件目の方ですね。かしこまりました。良いお部屋だと思いますよ」

洋服屋で試着すれば、お客さんに似合ってますよと言われるのに少し似ているなと感じながら、契約に関する手続き日の調整をする。

 

これで一歩、新しい世界に出られた気がした。

【おふろぐ】おふろの王様

 今年の早々に、会社の人たちと行ってきました(笑)

 

■おふろの王様

http://www.ousama2603.com/index.html

 

いわゆる、スーパー銭湯で都内を含む一都三県エリアで営業してるみたいです。

自分が行ったのは、ちょうど大井町駅の前にあるところなんですが、 駅からすぐ目の前の立地で、このクオリティはめっちゃ良いですね。

場所的に行きづらい駅なのがネックだけど、駅から至近距離って考えると利便性良い

 

お風呂の種類も豊富で、露天風呂やらサウナも完備。

個人的には、塩を肌に塗りまくって、スチーム状態になった蒸部屋でひたすら汗を流すところがあり、東洋医学的な身体が浄化されてる感じをおぼえた笑

 

食事するスペースとかもあるので、男女で来ているお客さんもいた。

当日が冬休みシーズンなのもあってか、家族連れや中高生っぽいお客さんのグループもいたりしたので、家族とか仲間と連れ立って行くお客さんも多そうなところ。

 

【おふろぐ値】

アクセス:★★★★☆

きれいさ:★★★★☆

設備面:★★★★★

年頭のごあいさつ 〜2016年の計画編〜

※長引いてしまったので、前回の記事と分割。

 

そんなこんなで、2015年も毎日スーツ着てましたわ。アホかと思うほどに。

 

ただ、この3年9ヶ月くらい社会人生活をする中で、感じたのは、もうそろそろ、この働き方も限界が近づいているなぁという感覚。( もっと、おむよりも激務な環境で働いている人はいると思うけど、自分にとっての限界が近づいているなって意味です。)

 

人と違うことをやりたいって思ってベンチャーで働いてきたけど、考えてもみれば、どんな仕事をしていても、人と同じになんてなりゃしないですよね。どこぞの赤青緑のメガバンクだって、1,000人くらい同期いたって、違う支店、違うお客さん、違う仕事を取り扱うわけですからね。

それでも、去年は自分の仕事って誰のための何なのかってことを強制的にも考えさせられる年だった気がしています。たぶん、自分はちゃんとお客さんと深い付き合いのできる仕事が好き。それが分かったのは大きかったな。だから改めて、自分のできる仕事の範囲を広げて、もっとお客さんにできるサービスを拡大したいと思えて、次に進む方向性みたいなのも見え始めた。(なんか、漠然とした言い方ばっかですんませんw 色々と守秘義務の多い仕事なんでw)

 

そんな去年を踏まえて、2016年の仕事の計画は考えるにして、もうひとつ思ったのは、プライベートも同じくらい大切にしようってこと。

 

年齢が上がって来たのもあり、周囲が大安の日曜日には、Facebookが『ご報告』の嵐。いや、めでたいことなんだけどね!w

あるいは、みんな仕事に慣れてきてるから余裕あるのか、国内外を問わずして、旅行やらグルメやらの『ご報告』アップデートが続いたりもする。

そういうのを正直今までは横目に見て知らない顔していたけど、結構自分に身近な人たちが続々と変化する中で、ひとつの憧れというか、羨ましさというか、そういう感情が芽生えてきたのも自分の変化だった。

だから、今年はプライベートな時間もちゃんと楽しむ余裕を・・・取れるかな〜?笑。という疑心暗鬼もあるのだけど、計画に盛り込まない予定は、おそらく履行されないので、あえての記載をしたいと思うwできるだけ、実現可能なトピックを入れることで、無理なく、楽しく、リラックスをモットーにして行く予定。

 

■ 2016年のおむ計画
【仕事】
1)21:30退勤ルール
→どうせ終電までやるくらいなら、場所を変えて(カフェなど)気分もかえて一気にやるか、思い切って翌朝の始発に出勤してやるとか、生産性の高いやり方を。


2)新サービスのリリース
→春に出す予定の新サービスを、なんとか軌道に乗せたい。


3)オペレーションのムダ・ムリ・ムラのカット徹底
→ちょいちょいあった面倒な手続きとか複雑化しているレポートラインとか、積極的に壊して行こう。今の規模ならまだ改善は早い。

 

【勉強】
1)某資格試験の一発合格
→ついに、はじめちゃったやつがありまして。そいつの試験に向けて久しぶりに受験生モードを再開させますわ。


2)年間読書30冊
→今年は、資格試験の勉強もあるから控えめに。月間2〜3冊なら両立できるはず。

 

【プライベート】
1)新規のお店を恵比寿・目黒・六本木あたりで見つける
→いわゆる、チェーン化されてない店を2ヶ月に1回くらい(年間:6店舗w)は、訪問しようと思って。そりゃお金も贅沢にあるタイプではないんですけど、本物に触れて、本物に近づこう的なキャンペーン。良かったら、一緒にごはんしませんか?

 

2)ワイン飲んでみる
→まずは、白ワインから少しずつ。去年、「食事と合わせるのがワインだよ」と友人に教えてもらい、それ以来、興味はあるけど、自分の好きなビールor日本酒に手が伸びていたから、新しいものに触れて、新しい気づきを得よう的なキャンペーン。良かったら、一緒に飲みませんか?w


3)ぶらり銭湯めぐりの旅
→実は遅くまで仕事して帰れない時は、新宿近くの24時間やっているスパに駆け込んだりもするのですが、激務後のお風呂って最高に回復するんですよね。なので、今年は都内の各所にあるイケてる銭湯をめぐる旅をしようと思っています。良かったら、一緒に行きませんか?www

 

(参考)スタイリッシュなのに銭湯だから500円以内!都内のおすすめ最新銭湯7選

spotlight-media.jp


→ちなみに、ここの2つめに出てくる『清水湯』は、おむも行ったことあって本当におすすめ。表参道から近くて、設備もきれい。代々木公園でピクニックして、スポーツして、汗かいたら、ここに行く、みたいなの良いと思う。

 

そんな感じで、今年も仕事・勉強・プライベートで楽しくさせたいと思いまーす。

 

開拓したお店のレポートとか、銭湯の情報をここにアップしたら、ブログの更新頻度が上がるかもね。

 

んー、でも記事を書くの大変だから、ツイキャスで不定期に報告するかも?笑

 

※この曲、ランニングしてる時とかに聞いたら良さそう!

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年頭のごあいさつ 〜2015年の振り返り編〜

みなさま、あけましておめでとうございます。

今年もゆるりと飲みましょう。宜しくお願いいたします。

 

さて早速ですが、年初なので自分の性には合わない気もしますが、ちょっとだけ一年のことを考えたいと思います。

 

まずは基本の確認と去年の振り返り編からいきましょう!

 

■ 基本スペックのおさらい
氏名:おむ
年齢:27歳
職業:会社員(Lv.4年目)
特技:二度寝、ツイキャス、社畜

 

そうそう、特技に『ツイキャス』が追加されたのが最近のおむです。Wi-Fiの電波に乗ってどうしようもないことを、どうしようもない時に流しています。

 

そして、年ばっかり取るもんだから、気がつくと、もうこの年ですよ。

 

去年も色々ありました。クォーターごとに振り返りを書いてみたけど、ほっとんど仕事ネタなので、読むのが大変な人は下部の『2015年 振り返りまとめ』をご覧ください(笑)

 

■ 2015年のおむ振り返り
【1月〜3月】基本的に連日が、Work!Work!Work!
3月に会社の別事業部との関係で、自分の管轄する事業部内のサービスについて、お客様への提供方法に関して微調整が必要な事案が発生。完全なる外部要因による変更だが、従来のサービスを期待していたお客様の放出防止&事業部内のメンバーのケアに注力。花見?何それ美味しいの?状態で気がついたら季節は春が来ていた。


【4月〜6月】A—RA—SHI
3月までのサービス変更は、ほんの序章に過ぎなかった。事業部内のサービスについて、内容や料金、事業所の移転なども含めて、抜本的な変更が余儀ない事態に発展。当然ながら、度重なるサービスの変更と、これまで通りの利用ができなくなることへのお客様からのクレームの嵐、アラシ、A—RA—SHI。
大きなクレームは、これまでのサービスに満足していただいていた様子、と心の中で思ってはみても、やはりそこまで満足してもらっていたサービスを否定して、変更をするのは本当に辛かったし、何とかして妥協点を見つけられないものかと葛藤した。現場レベルの対応もそうだけど、できるだけお客さんに寄り添ったサービスで収支計画からつくり直して提案したり、端から見たら役員と喧嘩しているようにしか見えないんじゃないかというような喧嘩したりとか(笑)
とにかく感情の軸と理性の軸を上下左右、行ったり来たりの毎日。ゴールデンウィークも、ほとんど会社に行ってたと思う。この3ヶ月で3年分、経験値が増えた気がするわ。それでも辞めずに済んだのは、お客さんから「●●(おむの本名)さんが担当を続けてくれるなら、うちはサービス変更後も継続します」の一言をもらえたから。仕事の電話中に号泣したのは、あれが人生で初めてだった。
※お客さんに救われているようじゃ、あかんで!(おむ 心の声)


【7月〜9月】Work Hard / Play Hard
どうしたって変えられないものもあるわけで、ましてや雇われサラリーマンには、最終決定権はない。一方で、待ってくれているお客さんもいる。それなら、最小限の力で、最大限のパフォーマンスを。そんなことを考えながら、できうる範囲の中で、お客さんに最大限に喜んでもらえるため、仕事をしようって思って働いていた。
ただ、メンバーの離脱や本格的な新サービスの開始時期なのもあって、仕事量だけはめちゃくちゃに回していた。『回していた』という表現が妥当なくらいには、とにかく数を打つような毎日だったと思う。
一方で、このままじゃあかん!けど、もう仕事では自分を取り巻く環境は変えられない!そんな板挟みから脱却すべく、ちょうど、この頃に周囲で婚約や交際がスタートする友人・知人が増えたのもあり、プライベートだけでも充実させるべく、平日の予定がガンガン埋まっていく中、それよりも先回りで、週末の予定をガツガツ埋めていた。たぶん、自分史上では3本の指に入るくらいに遊んだ夏だったと思う。


【10月〜12月】少しずつ、戻って来た正常な社会人生活・・・と思いきや?
夏までの慌ただしい時期を切り抜けて、何とか平常運転に戻って来たおむ。これで、やっとこさ、次のステップに向けてまた動き出せる、なんてことを考えつつ働いていると、直属の上司から「ちょっとこれまでのA事業部に加えて、B事業部の仕事もやって!」とのことで、急遽、事業部を二足わらじで掛け持つことに。「一難去ってまた一難、ってこれか!」と身を以て実感しながらも、新しい事業部の仕事も手探りながらに開始。そこそこ、お客さんからの評判ももらえるようになり、自分としても楽しさを見いだしはじめていた矢先、「お前には他にやって欲しいことある」とのことで、またもやポジションチェンジ。
気がついたら3つの事業部の4サービスを掛け持ちしながら働く、あんまり聞いたことない状態に発展(笑)幸いにして、この体制は12月の上旬頃には無事に解消することとなったけど、当時は午前と午後で別の会社で働いているみたいな状態だったなー。これはこれで、良い経験やったけど、キャリアとか経験値って意味では、中途半端に終わっちゃうから良い子(良い社会人)は、マネしちゃダメな施策だと思った。
そういえば、この期間で100km歩いたりもした。あれはあれで、人間やればできるもんだと再確認した経験となった(笑)


■2015年 振り返りまとめ
【仕事】
・ 2015年は外部要因(のせいにはしたくないけど)に振り回され過ぎた感ある。
・ 任される仕事に忙殺され過ぎて心の余裕がなくなっていた。
・ 結局のところ、どんなに慌ただしく働いていても3日もすれば慣れてしまう。
・ 慣れてしまうと、「そこそこ」にはできちゃうから、実は「快適」な環境になっている。
・ 一方で、片手間には忙しくもあるから、「働いた気分」にはなれちゃう麻薬・・・!
・ その結果、手元に残るのは、人より多く働いているっていうだけの自己満足感くらい。
・ もう自分くらいのレンジなら、時間(量)もそうだが、内容(質)で勝負をするべき。

 

【プライベート】
・ 実はある民間資格にチャレンジはした(1次審査まで通過していて、2次がまだ不合格)
・ 9月は一週間中、6日間、終業後に飲みに出ている週もあった(やれば、できる)
iMovieでショートムービー2本つくった。総勢150人くらいには見られた。
・ 結婚相手は、まだいない←

 

そんな感じですかねー。

2015年は仕事においてはマジでマイナスな記憶ばっかりやったわ(笑)そんな中でも支えてくれたメンバー、お客さん、友人たちには感謝しています!

 

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100km Walkに行ってきた話

先日の週末、100km Walkというイベントに参加してきた。

熱海駅前からスタートして、途中、休憩を取りながら歩き続け、約34時間かけて東京タワーまで行くという企画。ぶっちゃけ会社の役員から誘われなければ、絶対に参加していなかったと思うが、よく最後までリタイアしなかったと思う(笑)

 

正直、自分はザ・体育会系、というほどのタイプでもないので、どこまでやれるかという不安もあった。とはいえ、せっかくの機会なので、歩き切ることを目標に、ただひたすら歩いた。新幹線で1時間もしないで移動できる距離を、1泊2日かけて移動する、というのは、傍から見れば異様なことだが、学び得たこともあるので以下に記載。

 

①人間は意外と100kmくらいは歩き続けられる。

今回、約20名いる参加者のうち、1名のリタイアを除いて、全員が完歩することができた。全員が成人男性ではあるが、20代〜40代くらいの男性なら、意外とできてしまうことらしい。

 

②50kmを越えてから足の疲労は本格化する。

フルマラソン(42.195km)というのは、人間の身体に合わせて、距離を設定されているようで、50kmを越えてからが、猛烈に足の疲労感が増した。ちょうど、熱海からだと藤沢市あたりが、50km地点となる。

今回、ちょうどその頃から朝方にかけて雨が降り始め、視界不良・体力の消耗・水たまりなど、歩くのには好ましくないコンディションだったので、余計に足への負担が増したように思う。

ちなみに、熱海駅から出発して約75km地点が横浜駅らへんなのだが、自分としては、ここが一番、足の痛みがピークだった。ロキソニンサロンパスにお世話になりながら、何とか痛みを誤摩化して歩くものの、一歩一歩が神経をかけずり上がって脳まで響く痛み。ロキソニンサロンパスを使わなかったら、正直、最後まで歩けなかったと思う。

 

③道路沿いのコンビニ・牛丼チェーンの多さを思い知る。

今回、スタート当初は約5km刻みで、コンビニの前に立ち寄り、休憩をしていた。東京の都心部とは違って、駐車場の広いところも多く、骨休めをする場所には事欠かなかった。いつも会社の近くで利用するのと同じコンビニチェーンが、ほとんど品揃えに遜色なく、この街にも、あの街にもある、というのは、本当に便利な世の中なのだと感じた。

また、歩き疲れて、雨も降り始めた最中に駆け込んだ吉野家の味は、確かに人を味覚から幸せに足らしめるのに充分な味であった。悔しいけれど、美味しいと感じてしまう夜だった。味噌汁は、身体と心を温める飲み物だった。

 

④先頭を歩く方が、負担が少ないということ。

自分は出発当時、列の後ろ側で歩いていた。しかし、横浜近辺の疲労が増してきたあたりから、以前にも100km Walkに参加したことのある人より、列の先頭集団を歩くように促された。というのも、後ろの方を歩くというのは、前を歩く人にぶつからないように注意をしたり、前の人に足並みを合わせる必要があったりと、無意識のうちに肉体的・精神的な負担が重なるためである。

そして、実際に前に移ってからの方が、とにかく前を見て歩くことに専念しやすくなるため、気持ちが楽になった。これは、今回の企画だけでなく普段の仕事や生活にも通じることであると思っている。なぜなら、先頭を歩くという事、すなわち集団のスタート・ペースダウン・ストップの権限を持つということは、自分の判断のもと、集団を動かすことができるためである。

頃合いを見て休憩を提案できるのは、先頭集団を歩くメリットであった。後方集団を歩いていた当初は、休憩を提案しようとしても、その提案も届かず、休憩場所の決定にも参加できないまま、「あと、どれくらい歩くのか」という見通しが見えないまま、歩き続けなければならなかったため、その見えないストレスは、計り知れなかった。

 

⑤組織の視点と意思の力が、人を前進させる。

先頭集団を歩くようになってからは、後方集団を歩いていた時のストレスからは解放されたものの、「時間内にみんなでゴールをする」という責務を担う一員となるために、段々と自分の足の痛み(個人視点)を度外視して、全体のゴールまでの距離(組織視点)を、切実なものとして考える機会となった。

というのも、「足が痛い→休憩したい」という短絡的な思考から、「足が痛い→休憩したい→あと●●km進んでから休憩した方が、ゴールまでの距離を縮められる」という考えを持てるようになるためだ。そうなると、たとえ自分の足の痛みがピークだろうが、後ろを振り向き、みんなが大丈夫そうであれば、できるだけ集団を前進させて、ゴールまでの距離を縮めることができた。たぶん、もし自分ひとりで同じ100kmを歩いていたら、たとえゴールまでたどり着いたとしても、今回以上に時間がかかってしまったと思う。

また、横浜駅近辺の足の痛みは、本当に酷いものであったが、それでも前に進むことができたのは、「時間内にみんなでゴールをする」、「絶対にリタイアはしない」、「これくらいの困難を乗り越えられないと何もできない」というような精神論丸出しの意思の力でした(笑)実際に、完歩してみて思ったのは、こんだけのキツいことを乗り越えられたのだから、普段の仕事上でのストレスとか、難易度が低すぎるwというある種、ぶっとんだ思考回路でした。

 

長々と書いてきましたが、ただ歩くだけの企画ではありましたが、色々と学びもある機会となりました。20代〜30代の元気なうちに、1回くらいやってみると、良い経験になるかもしれません。

「大企業とベンチャー企業、どちらの方向で就活をしようか迷っています」

「大企業とベンチャー企業、どちらの方向で就活をしようか迷っています」

先日、うちの会社に来ていたインターン生から、こんな内容の相談を受けた。その時は、「リーマンショック以降、一般的に安定しているといわれる大企業でも、一寸先に何が起こるか分からない。ゆえに、数万人いる社員の中のひとりとしてはたらくよりも、小さなベンチャーで、ある程度、責任割合の大きいとこではたらく方が、有無をいわさず成長しないといけない環境だから、長期的に見ると、実は安定した暮らしをするための最短ルートだと思う」というようなことを答えた。

これは本心で、自分が新卒一期生として、当時は設立2年のフェーズであった会社に飛び込んだ理由のひとつでもある。

しかしながら、ぶっちゃけ、どちらを選んだとしても、苦労もあれば楽もある。隣の芝は限りなく透明に近いブルーに見えるものだ。実際、定時帰宅や有給休暇など整った福利厚生の話を聞くと、正直羨ましく思うこともある。

だが、自分自身、今のやっている仕事は確かに辛いこともあるが、総合的に判断して、「楽しい」と感じている。だから、冒頭の就活生にも、そういった親ベンチャー派の立場から助言をした。

また、就職氷河期といわれる時代にもあり、有名大学の出身というだけで、誰しもが当たり前のように大企業に就職できるような時代でもなくなってきた。それこそ、新しい産業やサービスを生み出し、雇用を活性化させる必要もあるだろう。だから、一定の厳しい選抜試験を経て大学へ進学してきた人たちこそ、積極的にベンチャーNPOに飛び込み、ある種、閉塞的な空気に覆われている日本を共に元気にしていって欲しいと考えている。・・・とかいうと、なんだかイケイケのベンチャー風ですが、酒を飲んで気分が高揚している時などには、ぬるっと程度に、そのようなことを考えたりしています。

「はたらく」を考える。

それにしても、久しぶりにはじめたブログの最初のテーマに、こんな話を持ってくるあたり、自分も社会人になったと思う。

振り返ると、大学を卒業して、小学校6年間+中学校3年間+高校3年間+予備校1年間+大学4年間の17年間に渡る学生生活を経て、この春からやっとこさ社会人となり約6ヶ月程度が経った。

まだまだ社会人としての経験は少ないとはいえ、学生時代の時からアルバイトやインターンなどで社会と接点を持つこともあったので、それらの経験も踏まえ「はたらく」について考えてみたい。

「はたらく」とは何か。

諸説あると思うが、ひとまず「Google」先生に聞いてみた。

「はたらく」と検索をすると、約 8,200,000 件のWebサイトが引っ掛かる。1ページ目には、enJapanのアルバイト求人サイト、東京都の雇用に関するサイト、某CAの渋谷ではたらく藤田社長のアメブロhttp://ameblo.jp/shibuya/)などが表示される。

さすがは、Google先生、「はたらきたい」と思っている人に役立つ情報を検索結果の先頭に表示してくれている。だが、今回の記事で知りたい情報とは、やや趣が異なるので、改めて、「大辞林」という辞書を使って調べてみた。

【はたらく】

(1)肉体・知能などを使って仕事をする。一生懸命にする。

(2)職業・業務として特定の仕事をもつ。

(3)機能を発揮する。効果・作用が十分現れる。

「はたらく」の意味を辞書的に引っ張ってくると、「仕事をする」や「仕事を持つ」という意味として定義されている。となると、気になるのは、「仕事」ってつまりどういう意味?というところ。ついでに調べてみた。

【しごと】

(1)するべきこと。しなければならないこと。

(2)生計を立てるために従事する勤め。職業

「するべきこと。しなければならないこと。」とは、なんとも現実的で重たい定義である。たまればたまるほど、辛くなるのが仕事ですよ(笑)そして、注目すべきなのは、(2)の最後。「職業」が「仕事」を意味するものとして記述されている点だ。全くもってその通りで、少なくとも一般的な日本人にとって、「はたらく」を考えることは、何の「職業」に就くのかという選択を意味するのと同義である。

幼稚園や保育園の子どもたちが「将来は何になりたいの?」という問いかけに対して「お花屋さん!」、「パトカー!(警察庁都道府県警察に置かれる公安職の警察職員)」、「仮面ライダー オーズ!!(地球的治安維持のための民間団体職員)」といった選択をするのにはじまり、高校の進路選択における「文系か理系か」という選択、就活生の「自分の特性は大企業とベンチャー起業のどちらにマッチングするのか」という選択や「人の三井か組織の三菱か」という贅沢な内定受諾の選択に至るまで、我々は常に「はたらく」を考えている。

否、どんな「職業」に就くのかを選択する人生を歩んでいる。


職業選択は、「はたらく」の対象を決めるということ。

さて、職業の選択とは、どういったものか。

職業を選ぶということは、すなわち、「どんな対象に、どんな商品やサービスを、どんな価格で提供したいか」を決めることだ。もう少し平たい言葉でいうならば、「誰をハッピーにしたいのか」ということと同じだ。

不思議なもので、人は他者を幸福にすると、自己の達成感や充実感をも得ることができ、自分自身も非常に満たされるようにできている。もちろん、例外もあるだろうが、少なくとも僕自身はそのようにできていた。そのため、「はたらく」の客体となりうる存在、つまり、「その職業のお客さんは誰なのか」ということを突き詰めて考えることは、職業選択の際に非常に重要なファクターとなる。

というのも、「はたらく」ということは、時に「100件のアポ電話をかけること」であり、時に「夜を徹して納期までの資料を作成すること」であり、時に「営業数字の達成プランが甘いと上司にド詰めされること」であり、時に「死にたくなるほど過酷」であるためだ。自分が本当に貢献したいと思える対象や使命感をもって取り組める事柄でなければ、自らの命を削りながら40年間の職業人としての人生を過ごすのと同義である。

そんな絶望的なことはないだろう。

だからこそ、どの職業を選ぶのか、すなわち、「誰をハッピーにしたいのか」を考えることは、「はたらく」を考える上で忘れてはならないことのひとつなのだ。


誰を幸福にしたいか。

これについては、また今度、考えることにします。おやすみ。

それにしても、慶應義塾大学ってのは、どうにも苦手や・・・。
※別に嫌悪の感情ではないです。ただ、ちょっと苦手意識があるかもなー。友達にも慶應の学生は何人かいるんやけどなー。そいつらとの関わり合いは普通なんだけど、セミナーやらインターンやらで出会う慶應の学生は、どうにもこうにもうまく交流できない。すごく、見えない壁を感じる・・・!喋っていても、どこか違う国の人のような錯覚をおぼえる・・・!いや、おれが勝手に「慶應」という名前を聞いた瞬間に、ATフィールド全開にしてる可能性もあるのだけどさ(笑)
これは偏見かもしれないので、話半分に読んで頂きたいのだけど、なんか、彼ら彼女らって他の大学の学生とは異なる特有の空気感を持っているよね。ややこなれた雰囲気というか、上品とチャラいの絶妙な中間地点の空気感というか、うまく言語化できなくて申し訳ないのだけど、そんな感じのものを持っている。たぶん、庶民派(笑)の自分にとって、それが妙な距離を感じさせていて、うまく対話をできなくさせているのだと思う。ちょー、偏見だ!ちょー、強迫観念だわ!なんか、すみません。
そして、これまた不思議なのだけど、早大生にはなかなかセミナーやインターンの会場で出会わないんだよね。比較的、早稲田は就活のスタートが遅いって言われているけど、それでも、もうちょい会っても良さそうな気がするんだがなー。自分が行ってるような業界とは別の業界を志望している人が多いんだろうか。ってか、まだ就活が本格スタートっていう時期でもないからか。
どうでもいいけど、最近、自分の頭の中が就活に関する考え事でいっぱいやー。就活自体を目標にしてがんばるつもりはないのだけど、就活より先の社会で働くってことに視点を移したいのだけど、どうにも眼前の就活イベントや小耳に入ってくる情報に振り回されそうになっている。あかん。いかん。自分の特性として、マインドよりもスキルから、中身よりもパッケージから、物事に入り込んでいくところがあるだけに、本気で注意しないと本質を見失いかねない。これは以前のエントリーにも同じような趣旨のことを書いたことと重複するかもしれんが、マジで悪癖やと思ふ。だから、ちょいちょい思い出したように、こうやってどっかに書き出して、再確認しないと危ないな。気をつけろ、おれ。
あー、しかし、まとまりのない文章だ(笑)思いつきで書いてるもんね。でも、意外と自分の中での整理には役立ったりするよね、こういうのって。
そして、明日と明後日は、バイトだー。実は前のバイトをやめて、新しいところでバイトをしてることもあり、まだまだ慣れないことだらけで結構苦戦中。だけど、新しいことに挑戦してみたかったんだよね。前のバイトは1年以上やっていて、正直、もう飽きていたから。飽きる、なんて言い方はちょっと乱暴過ぎるかもしれませんけどね。しかし、自ら楽しもうとか工夫しようとか思ってやれば、行動の余地はあっただろうに、簡単にやめちゃうあたり、自分のやり切る能力の低さを如実に現しているかもなー。
そんなわけで、就職したら、同じ会社で多少の異動はあるにしても、長く同じような仕事をするんだって考えると、マジで自分の性格/能力/価値観なんかと合致する会社じゃないと続かないだろうなあ。。。ちゃんと、探す努力しよう。
じゃあ、まずはじめに何をすればいいんだ?

もうすぐ後期

日曜の昼下がりにこんにちは。成宮寛貴です。
・・・嘘です。ごめんなさい。
さて、まもなく夏休みが終了ということで、僕の大学でも明日から後期の講義が始まります。とはいっても、僕は月曜の講義を履修していないので、火曜日までお休みなのですが。
ここで、参考までに後期の時間割でも晒してみます。

  • 火2:社会科学特殊講義9
  • 火3:産業社会学
  • 火4:環境表現論
  • 火5:ゼミナール
  • 水4:中国白話文学史2
  • 水5:リスクマネジメントと保険
  • 土2:マーケティング入門
  • 土3:第三世界
  • オンデマンド授業:国際関係論入門D

語学もなくて必修もないと、かなり自分の都合に合わせて自由に時間割を組むことができて良いですね。週休4日とか、高校生からしたら人生ナメてると思われそうやね(笑)まぁーでも、バイトやら就活やらで実際には講義のない平日も忙しくなりそうです。うん。
そして、後期は忙しい中でも暇を見つけて、たくさん勉強しよう。(と、一応、宣言してみる)別に、大学の講義を我武者らにがんばるってわけではなくて、自分の興味のある分野について、つまみ食いでも良いから本を読んだりしてみよう。ってな感じのゆるふわな程度の決意表明です。たぶん、三日坊主で終了するので、乞うご期待。
あと、美術館にもたくさん行きたいな。10月にはゴッホ展もあるしね。今まで行ったことのない美術館にも、散歩がてらに行ってみよう。秋は散歩の季節。夏の間はクローゼットの中で眠っていた薄手のニットセーターやジャケットを羽織って、ゆらりと知らない街を歩くんだ。そうだ、iPodの中に入っている曲を増やそう。あの曲を聴けば、あの場所を思い出せる。そんな音楽たちを連れて、散歩に出かけよう。
夏休みが終わっちゃうのは寂しいけれど、新学期にも楽しいことがたくさんあるはずだ。

すっごく久しぶりのダイアリー。気まぐれで書いてみる。
みなさん、Twitterを使い始めてから、hatenaなんて見てないんでしょうかね。最後に日記を書いてから、半年も経つのか。はや。
大学生活も何やかんやで3年目。ぶったまげたわ。気づいたら、おれ22歳だったわ。なのに、まだまだちゃらんぽらんなので、そろそろしっかりしないと!とは思いつつ、しまりのない生活を送ってますwwいやー、しっかりせねば。
近況の話をすれば、主に最近の生活の大半は、就活とバイトと少しだけサークルという感じ。就活は、本当にどうなるんですかね。明確に行きたい会社とか業界を絞りきれてないから、今ひとつモチベーションが上がってない。「どうしても御社に・・・!」みたいな対象がない。早く、しっかりとした方向性を定めないと、無駄にインターンやらセミナーやらに参加して、結果、あんまり収穫がなかった、みたいなパターンになりそう。目的意識がないと、徒労に終わる。
正直、公務員なりたいとか、銀行マン、商社マン、テレビ局社員とかとか、明確に目標を決めきれちゃう人を羨ましく思ったりする。自分の可能性を、そうやって一点に選択と集中をする人間は、やっぱり目標達成率も高いんだろうな。自分は、そういう時にどうしても迷ってしまったり、選択が消極的な選択(Aはこういうリスクがありそうだから、この二者択一でならBにする、みたいな)によってしまうところがあるので、自分が選んだ選択に対して自信を持って深堀できない。で、中途半端みたいな。あいたた。
その他にも、1dayとか2dayのインターンに参加してみて気づいたのは、やっぱり自分はコミュニケーション能力が低いなってこと。上っ面で、表面的に、グループのみんなに合わせることはできるし、グループワークで話し合いに参加すること自体は苦手ではないのだけど、その帰り道とかで、同じグループの人と駅まで歩く途中の会話で、ありきたりな質問に終始してしまう。「どういう業界に、どれくらいインターンに参加してますー?」「サークルとかはやってるんすかー」的な。まぁ会って半日くらいの人が相手だと、そんなもんなのかな。でも、たとえ3時間程度のGWでも、同じワークを経験した仲間だと結構打ち解けられるので、そこで深い関係に発展させるだけのポテンシャルがないってのは、とってもコンプレックス。仲良くなるのが得意そうな人を見ると、本当に肩身が狭い。うわー、あの人のリア充オーラぱねぇって引いてしまう。別に、友達を増やしたいわけではないのだけど、せっかく出会って打ち解けることもできたのに、もしかしたら音楽の趣味が合ったりするかもしれないのに、その場限りになってしまうのが、何か勿体ない気がしてる。まして、自分が所属しているコミュニティ(サークルやらゼミやらバイト先やら)というのが、限られた人間関係の中で成立してしまっているので、自分の世界を広げるという意味でも、こういう就活みたいな人と出会う機会を完全に活かしきれてない自分が悔しくもあったり。そんな時に、自分の根暗性を再認識して軽く鬱な気分にもなっちゃうのですなwwうん。おれは、どんなに盛っても、やっぱり人見知りだわ。
まぁ逆に考えれば、自分の弱みが分かってるから、そこをどうやってフォローするのかを考えて、実行できれば克服できたりもするのかな。わかんねーけど。
てな感じで、久しぶりに書いてみたら長くなったので、今日はこの辺で。また気が向いたら書くかもしれません。
みんなもTwitterばかりじゃなくて、たまにはブログで長めの文章を書いてくれたら読むのになーなんて言ってみました。おやすみなさい!